考察

ボマニアについて

投稿日:2018-04-13 更新日:

 

ボマにちわ!

新日本プロレスを中心に、プロレスの楽しさについて更新したいと思っています。

こどもの頃はプロレスが大好きでテレビで見たり、まれに会場に行ったりしていました。初めて好きになったのは長州力選手です。猪木選手や藤波選手に噛み付いていく姿を見て、子供ながらにカタルシスを覚えていました。次に好きになったのは蝶野選手でした。闘魂3銃士の中で一番地味だった蝶野選手が橋本選手と武藤選手に噛み付いていく姿を見て、またしても子供ながらにカタルシスを覚えていました。ひねくれ者なのか、子供の頃からヒールよりの選手が好きでしたね。

しかし、プロレスを見ていると必ずいつかブチ当たる壁があります。そう、ガチか、ガチでないか。真剣なのか、八百長なのか。スポーツなのか、ショーなのか。インターネットもない少年時代、プロレスは紛れもなく真剣勝負だと思っていました。今の少年たちもそうかもしれません。でも、たまに怪しいシーンを見ると子供心にショーなんじゃないかと感じる時がありました。しかし、レスラーが時にリング上で泣いたり、何万人もの大人が熱狂している姿を見ていると、ショーのはずがないという気持ちが強くなっていきます。

そんな中、プロレス界に衝撃がおきました。元新日本プロレスレフリーのミスター高橋が書いた「流血の魔術 最強の演技」という暴露本です。プロレスは勝敗が最初から決まっている、アントニオ猪木は生涯2試合しかガチの試合をしていない、などなど衝撃の事実が明かされました。その本を読んだ時、そんはずはないという気持ちと、やっぱりそうか、という複雑な気持ちになりました。そして、ちょうどそのころ総合格闘技ブームに押されつつあったプロレス界に対して、徐々に情熱を失っていきました。

とはいえ、週刊プロレスだけはチョクチョク立ち読みしていました。棚橋が愛を叫んでいる、中邑がクネっている、レインメーカーショックなど、徐々に新日本プロレスが盛り返してきているようでした。そんな当時、たまたま深夜にテレビをつけると、新日本プロレスが30分に縮小されて放映されていました。そこまで興味はひかれませんでしたが、懐かしさでチョクチョク見るようになりました。そんなある時、ベビーフェイスなのにブーイングを受けていた内藤選手が不穏な動きを見せていました。顔にやる気がない、タッグパートナーとタッチしない、試合が終わったらすぐ帰る、周りの選手も観客も戸惑っているようでした。でもその不穏な空気が、かつての長州選手や蝶野選手を思い起こさせました。現状への歯がゆい思いが、何かを変えようとしているようでした。そこから少し内藤選手が気になり始めました。その後、内藤選手はロスインゴベルナブレスデハポンを結成し、徐々に存在感を強めていきました。

そんな中、ネットニュースで新日本プロレスの試合結果の速報を目にします。運命の4.10両国国技館で内藤選手がオカダ選手に勝利し、IWGPヘビー級ベルトを奪取したという内容でした。しかも当時フリーだったSANADA選手が介入したにもかかわらず、会場は内藤選手を支持し、さらに新日本プロレスの木谷オーナーを批判するマイクパフォーマンスを行ったらしい、と。無性にこの試合を見たくなって、新日本プロレスの動画サービス、新日本プロレスワールドに入会してこの試合を見てしまいました。勝敗が最初から決まっていることも知った上で、なおかつ試合結果を知っているにもかかわらず、ものすごく心揺さぶられてしまいました。会場の内藤選手を後押しする空気、最強を醸し出すオカダ選手の空気、この試合を言葉で盛り上げる野上アナ、しっかりと自分たちの仕事をこなすロスインゴ軍、試合後内藤選手に痛めつけられるレフリー、そして現状を変えるため覚悟をまとった内藤選手。会場のすべての要素が一体となって、プロレスをつくりあげているようでした。その試合以降、僕はプロレスをもう一度見るようになりました。

もはや、勝敗が最初から決まっていることが大した問題に思えませんでした。素晴らしい映画やアニメを見て、最初からストーリーが決まっていると文句を言う人はいません。誤解を恐れず言えば、プロレスはスポーツというより、映画や演劇、バトルマンガや格闘ゲームのようなカルチャーに近いと感じます。そこにリアルタイムなスポーツ的エッセンスが混ざっていうような感じでしょうか。しかし、そのプロレスの面白さを言葉にするのは大変難しい。エンタメっていうのも何か違う感じがしますしね。完全にカミングアウトするWWEとは違う面白さもあると思いますし。その辺の日本のプロレスの面白さを伝えていければなと思います。

ちなみに本ブログはモグラのボッグ編集長がお届けします。

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