出典:新日本プロレスワールド

レビュー 考察

18.10.8両国、バレットクラブを取り戻せ!ジェイと外道の300日

投稿日:2018-10-15 更新日:

 

10.8両国セミファイナル、東京ドームIWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦は試合後、バレットクラブOGに大きな動きがありました。

この試合が終わった時、外道選手とジェイ選手が今年1年間仕掛けてきたことをようやく理解できた気もちになりました。

外道選手はバレットクラブを新日本に取り戻すためオカダ選手を裏切り、ジェイ選手はバレットクラブのリーダーになるためケイオスに加入したのだということを。

そして二人は新日本の世界戦略に向けて、第4期バレットクラブを始めようとしています。

新生バレットクラブの誕生といってもいい歴史的瞬間を、試合及びバレクラの歴史及びフォトジェニックな外道選手の表情から振り返りたいと思います。

 

曲者ジェイ&外道をギリギリの攻防で制した棚橋!

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一進一退の攻防の後、棚橋選手がツイスト&シャウトから流れを引き寄せ、ハイフライフロー2連発で誰もが勝負あったかと思ったところ、外道選手が海野レフリーを引き摺り落とし介入。

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さらにコーナ近くでとんでもなく悪いことを考えている顔メリケンサックをしっかりカメラに捉えさせます。

9月のアメリカ大会でメリケンサックがあまりうまく写っていなかったので、今回はゆっくり時間をとってカメラに抜いてもらいます。

さらに、リング上で芸術的な張り手受けを披露します。

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もはやアートですね。倒れながら完全に目をイかせてますから。

その後お互いローブローを打ちあい、棚橋選手がパイプ椅子サンドイッチハイフライフローで勝負に出ますが、パイプ椅子ハイフライフローという地獄の所業になってしまいます。

そしてジェイ選手がようやくパイプ椅子を投げつけ、ブレードランナーで終了かと思われた瞬間、棚橋選手の一瞬の丸め込みで勝利あり。

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最後の丸め込みという勝利が、棚橋選手の苦しい戦いぶりを表していると思います。

試合は外道選手がスパイスとなり二転三転した好勝負でした!

 

オカダが救出!邪道も介入!結局オカダ以外全員BCOG!

事件はここから始まります!

試合後、不服のジェイ選手と外道選手が棚橋選手を蹂躙。

誰か、誰か来てー!ってきたのはヨシハシ選手ではなくオカダ選手!

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棚橋選手の攻撃では全く脱げなかった外道選手の帽子が、オカダ選手の一発でキレイに吹っ飛びます!

しっかりと坊主頭を披露する外道選手

本隊のエースをオカダ選手が助けるという今までにないフラグ!

このストーリーの今後もすごく気になりますね。

しかしここで外道選手の盟友、邪道選手が二人の仲裁に。

往年のリックフレアーを彷彿させる外道選手

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さらに突如バレットクラブOGの面々が乱入し、誰が敵か味方かわからなくなるケイオス状態!

結局タマ選手のガンスタンがオカダ選手に炸裂し、オカダ選手以外全員バレットクラブOG!

出典:新日本プロレスワールド

最後は棚橋選手がオカダ選手に近寄って今後のストーリーを匂わせます。

オカダファンにとっては踏んだり蹴ったりの試合になってしまいましたが、オカダ選手にも新たなストーリーが動きそうです。

とにかく、棚橋・オカダ両選手を踏み台に、ついに第4期バレットクラブともいうべきメンバーが集結しました。

そして、この第4期バレットクラブを語るにはバレットクラブの歴史を紐解く必要があります。

出典:新日本プロレスワールド

大仕事を終え、高笑いする外道師匠

 

バレットクラブの歴史と問題点

世界的に人気のバレットクラブ、初代リーダーはプリンス・デヴィット選手(現フィン・ベイラー)。

ゴリゴリベビーフェイスのハイフライヤー、デヴィット選手がファレ選手の凱旋するタイミングで一緒にヒールユニットをやりたい、とマッチメイカー外道選手に相談したところから始まったと言われています。

相談を受けた外道選手がそのアイデアを気に入り、さらに外国人選手を全員まとめた軍団にしたらいいんじゃないかと逆提案したそうです。

そして初代バレットクラブが誕生しました。

1年ほどバレクラ旋風を巻き起こしましたが、その後デヴィット選手のWWE行きが決まってしまいました。

その時マッチメイカー外道選手はTNAを退団してフリーランスになったAJスタイルズ選手を獲得して、2代目バレットクラブリーダーに招聘します。

そして2016年今度はAJ選手がWWEに引き抜かれる形となりました。このことを新日本上層部は2016年の1.4まで知らなかったと言われており、急遽ケニー選手(当時バレクラのジュニア)に3代目バレクラリーダーをお願いすることになります。

その後のケニー選手の活躍は言うまでもありません。

そのケニー選手の活躍とともにバレットクラブの人気も世界で注目を浴びることになります。

ここからは完全に憶測の妄想ですが、マッチメイカーの外道選手は恐らくケニー選手に頭を悩ませていたはずです。

ケニー選手がバレットクラブに力を入れてくれない、と。

 

バレットクラブと一線を引くケニー


The Elite(ケニー・オメガ&ヤング・バックス) スナップバックキャップ 帽子

ケニー選手は2016年のG1優勝ぐらいまではバレットクラブ感を出していましたが、徐々にバレット色を消していき、クリーナーからベストバウトマシーンに二つ名も変わり、セコンドにはヤングバックスか飯伏選手しかつけず、話題は常にエリート、ゴールデンラヴァーズ、ゴールデンエリートのことばかりでした。

ケニー選手がビッグになればなるほど、ケニー選手の口からバレットクラブの単語は出てこなくなります。

ケニー選手にとって自分が考えたものでもないバレットクラブよりも、自分で作ったエリートの方がかわいいに決まってます。

また、新日本プロレスは去年からロス道場を作って世界戦略を大きく進めています。

その戦略をケニー選手に全面的に頼っているように感じます。

もし優秀なケニー選手がまたWWEに引き抜かれてしまったら、世界戦略が大きく揺らぎかねません。

つまり、ケニー選手がいる間に新たな世界戦略の要を作る必要があります。

そして、新日本プロレスにとってバレットクラブのIPはとても重要です。

この先たとえケニー選手を失っても、世界戦略を進めていく中でバレットクラブを失うわけにはいきません。

そこでマッチメイカー外道選手はこう考えたに違いありません。

新日本愛があって、バレットクラブ愛があって、海外戦略の要になれる英語が話せる優秀な外国人レスラーはどこかにいないか、と。

そうだ、新日本で育ったドージョーボーイにバレットクラブのリーダーをやってもらおう、と。

 

バレットクラブのDNAを引き継ぐ男、ジェイ・ホワイト!

プリンス・デヴィットに導かれて新日本プロレスの門を叩いたドージョーボーイズ育ちのジェイ・ホワイト選手はバレットクラブのリーダーに適任でした。

プリンス・デヴィットをリスペクトするジェイ選手の動画はこちら。

また、バレットクラブOGの選手はオセアニア出身の選手が多いので、二ユージーランド出身のジェイ選手にとってはまさにデスティーノでしょう。

この役割は他の誰でもないジェイ選手にしかできない役割であったと思います。

 

ジェイ・ホワイト補完計画

しかしバレットクラブのリーダーには、過去のリーダーに見劣りしない強さと華が求められます。

いくらプロレスの才能があるとはいえ、若干25歳のジェイ選手にとっては少し荷が重いでしょう。

そこで恐らくマッチメイカー外道選手が考えたことは3つだったはずです。

  1. 焦らず1年かけてオカダ選手と因縁を作ること
  2. その上で棚橋選手・オカダ選手・ケニー選手に勝利し、実績を積むこと
  3. 日本語が話せないジェイ選手を外道選手がサポートすること

そもそもジェイ選手が今年の1月の時点でなぜバレットクラブではなくケイオスを選んだのか、とても疑問でした。

スイッチブレイドのキャラクターはどう考えてもバレットクラブよりのヒールなキャラクターだったからです。

ですが、今ならその意図がはっきりわかります。

あえてケイオスに入ることでオカダ選手と確執を生み、マネージャーの外道選手が裏切るという衝撃で、ジェイ選手を一気にヒールスターに引き上げようとする計画だったんだと思います。

この計画のために、バレットクラブOGが7月にケニー選手に反旗を翻したものの、直接対決の試合が組まれなかったわけですね。

また、英語が堪能な外道選手がバレットクラブ側に加入することで世界戦略をより円滑に進めていくことが可能でしょう。

そしてその計画が実行されたのが10.8両国でした。

 


ジェイ・ホワイト「BREATHE」Tシャツ

 

完全無欠のバレットクラブリーダー、ジェイ・ホワイト!

最終的にジェイ選手がいかにバレットクラブのリーダーに相応しいかまとめますと、

  • ドージョーボーイズ出身だから新日本愛がある。(WWEに引き抜かれにくいが絶対ではない)
  • ファレ選手やタマ選手と同様のオセアニア地区出身でバレットクラブ愛がある。
  • 初代リーダーのプリンス・デヴィット選手をリスペクトしている。
  • 現リーダーのケニー選手に直接勝利してUSヘビーのベルトを獲ったことがある。
  • 新日本の看板レスラーであるオカダ選手と深い因縁がある。

恐らく今後どこかでバレットクラブからエリートを排除させるストーリーがあるのではないでしょうか。

その時こそジェイ選手はバレットクラブの真のリーダーになり、新日本プロレスのトップの一人となるでしょう。


BULLET CLUB プルオーバーパーカー

 

おまけ、外道の失態

両国で外道選手は一つ大失態を犯していました。

それは、バックステージで最後の決め台詞を言った時、起こりました。

ファレ選手を自分の方に引き寄せて、そのTシャツを指差して「全員に二つワードを贈ってやろう、FXXK'EM!」と言いましたが、まさかまさかのファレ選手はFXXK'EMTシャツではなくファレ道場Tシャツを着ていました!

出典:新日本プロレスワールド

前半の試合でファレ選手はFXXK'EMTシャツを着ていたのですが、汗をかいて着替えてしまっていたのですね。

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外道選手は二つのワード「ファレ、道場」を贈ってしまいました。チーンし。


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