出典:週刊プロレスNo.1982

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ハエヌキライオンSHOとガイテキドラゴン鷹木、各々の戦い[週プロ]

投稿日:2018-10-27 更新日:

 

鷹木選手と石森選手のジュニアタッグの公式戦よかったですね。

その感想はまた次回。

皆さんは今週の週刊プロレスを読んだでしょうか。

今回は表紙がディーノ選手の全裸でアレなんですが、ひじょうに読み応えがありました。

一つは「ザ・現場」っていう週プロ記者の方が書いた、SHO選手の日記についての記事です。

有料日記なのに、いいのか!?、っていうぐらい引用されてます。

日記見なくても内容わかるレベルです。

もう一つは、「龍魂時評」っていうレジェンドレスラー天龍さんが毎回書いているコラムです。

今回は鷹木選手に向けてのエールのような内容になっています。

この二つの記事は偶然にも今の新日本プロレスを、生え抜き視点と外敵視点の二つから語られた記事になっています。

どちらの内容もリアルな現場の声って感じがして、二つの記事を伴わせて読むとすごく奥が深いです。

 

生え抜きとしての気持ちを綴るSHO

新日本プロレスの有料モバイルサイトでSHO選手が書いた「カミツキガメvsイシガメ」という日記が、少し前に話題になっていました。

めちゃくちゃザックリ言うと、ジ・エリートみたいな外来種のカミツキガメが新日本プロレスを侵略してしまい、SHO選手のような日本固有の弱いイシガメは居場所がなくなってしまうんじゃないのか、という内容だったと思います。

その上でケニー選手らに「元いた場所に戻ったら?」って毒を吐いていました。

これについて週プロ記者が「ザ・現場」の記事でSHO選手にインタビューしました。

新日本プロレスという場所を利用して、ELITEの拡大を目論んでいるなら、池の水を全部、抜く必要がある。自分は新日本が好きで、新日本のみんなと闘いたくて、新日本のために戦いたいと思っているので。いま現在の新日本の頂点はケニーじゃないですか。生態系の頂点にいる人が、その生態系を大きくするためにプロレスをしているのかって考えると‥。(中略)ケニーがチャンピオンになって、新日本を大きくしようと思っているのかどうなのかって。

引用:週刊プロレスNo.1982

もっと長く語っていますが、大事なところだけ引用しました。

SHO選手は少し言葉足らずで、あらぬ誤解を受けそうですが、週プロ記者がSHO選手の言葉をうまく解釈してくれています。

SHOは決して排他的な考えがあるわけではなくて、みずからの戦場として新日本プロレスを選んだことに確固たる信念があるのかどうか、という部分を問うている。それぞれがしっかりとした新日本への意志を持っているのならば、池の水を抜いて浄化する必要なない。

引用:週刊プロレスNo.1982

SHO選手にとって、両国の3WAYが日記を書くきっかけになったようです。

あの試合がケニー選手のエリートのプロモーションに見えたんでしょうね。

トップのIWGPチャンピオンのケニー選手があれをやったことでモヤつくんだと思います。

棚橋選手も苦言を呈しましたし、筆者も別エントリーで3WAYの問題点について書きました。

18.10.8両国、伝説にならなかった歴史的な3WAYマッチ

若いSHO選手が現状の不満や不安を言うのはとてもいいことだし、日記じゃなくてもバックステージでもリング上でもどんどん言って欲しいですね。

まさに、「思ってることは口にしないと、誰にも何も伝わらないから。思ってるだけじゃ、誰にも何も伝わらないよ。何か意見があるなら、言葉にして口にして皆様に伝えないと、何も始まらないからね。」by内藤哲也。

しかし、日記の方では、リング上で結果を残せていないから日記で言っている、というような言葉もありました。

イヤイヤ、ファンからしたらSHO選手もケニー戦手も同じプロレスラーとしてみてますから、もっとバックステージとかで言っても全然OKなんですよ。

それがプロレスを豊かにもしますから。

 

生え抜きもウカウカしていられない。

SHO選手の日記はそもそも外来種に侵略されそうという不安と不満、そして新日本愛が動機です。

今の新日本プロレスは世界戦略のために外国人を積極的に使い、海外にアピールをしています。

生え抜きの所属選手というだけでは、もはやトップに行けないのも事実。

リング上の試合もさることながら、世界にアピールできる何かも必要になってきました。

新日本プロレスが日本から世界へと舵をきった今、生え抜きの日本人選手はさらなる競争に巻き込まれるでしょう。

新日本にこだわりを持たない優秀な外敵もどんどん参戦するでしょう。

そういった外敵に対して「元いた場所に戻ったら」とSHO選手は言ってしまいましたが、棚橋選手はこう言いました。

「プロレスに品がない。」

さすがですね、やっぱりそこはプロレスして欲しいですね。

あいつはだめだ、嫌いだ、と攻撃すれば、プロレスになりますが、帰れっていうとプロレスにならず、悲しい気持ちになってしまいます。

自分と価値観の違う選手を面白いと感じるか、不快と感じてしまうか。

SHO選手のNEXTに期待したいです。


SHO Tシャツ

 

外敵としての心構えを綴る天龍

天龍さんは猪木さんと馬場さんから唯一ピンフォールをとったという、まさにミスタープロレスにふさわしい人物です。

現役時代は外敵として数々の団体を渡り歩いてきました。

そんな天龍さんが「龍魂時評」で龍の魂を継ぐ鷹木選手に、外敵としてよその団体に参戦するときの心構えを教えてくれます。

時には清濁伴せ飲まなきゃいけない時もあるだろうし、ほかのジェラシーとかいろいろあるだろうけど、“新日本の一人勝ち”という現状においては、ヘタに遠回りするよりも新日本でノシ上がっていくのが一番手っ取り早いと思うからね。ただ、過去には俺も新日本に出ていた時期があって、その時つくづく思い知らされたけど、新日本に上がる限りは生半可な気持ちでは淘汰されちゃうから。試合だけじゃなく、練習とかもろもろを乗り越えて、あの団体で自分のポジションを確立していくっていうのはホントに大変だよ。

引用:週刊プロレスNo.1982

外敵として新日本で名勝負を築いてきた天龍さんならではの重いお言葉。

チャンスを求めて新日本プロレスに参戦する選手は多くいますが、彼らは生え抜きの選手より厳しい状況に置かれています。

新日本プロレスに認められなければ、契約は打ち切られますので、毎試合が勝負。

新日本プロレスからの「清濁伴せ飲まなきゃいけない時」もあります。

他団体から国内最大の新日本プロレスに参戦するということは、ものすごい覚悟を持ってないと飲み込まれてしまうんでしょうね。

鷹木選手も龍の魂を受け継いでチャンスをつかんでほしいです。

 

生え抜きでなくてもチャンスはある。

ただね、新日本ってそういうシビアさやしたたかな面がある一方で、いいものはいいと認める器の大きさも伴わせもつ団体だからね。ケニー・オメガなんか好例だと思うけど、海外のインディーで生まれたケニーがDDTに来て、新日本の目に留まった。最初はジュニアでやってたのが、今じゃ押しも押されぬIWGPヘビーのチャンピオンだからね。ファンを納得させる大活躍を見せれば「鷹木信悟はジュニアの器じゃない」となる。そうなれば必然的にもっと上の選手と戦うチャンスが与えられて活路が開けるよ。

引用:週刊プロレスNo.1982

ケニー選手もまた他団体から参戦した選手の一人。

ジュニアから入ってIWGPヘビーのチャンピオンまでのし上がったのは、並大抵のことではないはず。

リング上でファンを納得させ続けることができたからこそ、新日本プロレスはケニー選手を信頼して大事なチャンピオンを任せました。

つまり、生え抜きの選手であろうと、外国人選手であろうと、リング上の信頼を勝ち取れば、新日本プロレスはチャンスを与えてくれるということです。


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結局、新日本の手のひらの上。

今回の週プロの記事で生え抜きの所属選手の気持ちと、外敵と言われる他団体出身の選手の気持ちを感じることができました。

とにかくどちら側の選手も大変な競争にさらされているので必死に頑張っているということ。

どっちが正しいということではないですね、どちらにも頑張っていただきたい。

最後に新日本プロレスがやっていることをまとめます。

  • 新日本を守りたい、大きくしたいと思う生え抜きの所属日本人選手には、会社よりも自分のステータスを重んじる他団体出身選手との軋轢を与え、より強い競争を起こし、より面白いプロレスを作る。
  • チャンスを夢見て国内最大の新日本プロレスに参戦してくる他団体の選手には、生え抜きの選手の意地やプライドを見せて、より強い競争を起こし、より面白いプロレスを作る。

結局、新日本プロレスにとって大事なことは、選手に刺激を与えて戦いを生むこと。

一番したたかなのは、やっぱり新日本プロレス。

 


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