出典:新日本プロレスワールド

考察

オスプレイ無双に物申す!パワーバランスが崩壊するヘビー級戦線はこれでいいのか?

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ちょっと遅くなりましたが、ニュージャパンカップ2019、3.14奈良大会のセミファイナル、オスプレイ対アーチャー戦はこの日のベストバウトとも言える素晴らしい試合でした!

で・す・が、どうしても気になることがあります‥。

やっぱり、気・に・な・る‥。

 

どう考えてもオスプレイ選手が強すぎる!強すぎるよ!

オスプレイ選手のファレ戦はまだ納得できる部分もありましたが、アーチャー戦は「さすがにそれはないだろう」と感じました。

アーチャー選手が不憫でならんです‥。

そもそも無差別級ってなに?とか、いろいろ考えさせられる試合だったと思います。

新日本のジュニアとヘビーのパワーバランスが崩壊しかねないこの一戦について語ってみたいです。

 

オスプレイはジュニアなのか、ヘビーなのか、無差別級なのか問題。

オスプレイ選手が2019年の1.4で飯伏選手を破りNEVER無差別級チャンピオンになった時、ヘビー級に転向したんだなって勝手に納得していました。

もともとオスプレイ選手は2018年ごろからヘビー級で戦いたいという趣旨の発言をしていましたから。

ザック選手と同じように体重は軽いがヘビー級に転向したという認識でした。

そもそもオスプレイ選手の公式プロフィールは体重85キロで身長185cm、ザック選手の公式プロフィールは体重85キロで身長183cm。

体格で言えば、ザック選手と体重が同じで、身長は少しオスプレイ選手の方が高い!

ザック選手がヘビーとして認められるなら、オスプレイ選手もヘビーとして認められてもいいはず。

しかし新日本公式インタビューでオスプレイ選手はこう語っていました。

オスプレイ ボクだってまだジュニアだよ。それでもタイチを倒したし、ヘビー級の中でも最高の選手であるイブシも倒した。それでも、ボクはまだジュニアだ。ジュニアヘビー級だからと言って、ボクがヘビー級のベルトを負けない理由はないと思う。できるんだよ。

引用:新日本プロレスリング公式

このコメントから察するに、オスプレイ選手は自身の階級がジュニアであるという認識のようです。

ジュニアのまま、ヘビーで戦いたい、と。

ヘビーとジュニアのラインは年々曖昧になっていますが、新日本ではヘビーの選手はジュニアの選手より強いという暗黙のルールがあったと思います。

ジュニアの選手がヘビーの選手に挑戦する流れは多々ありますし、ジュニアからヘビーに転向する選手も多くいました。

しかし、オスプレイ選手はジュニアのままヘビー戦線で戦う初めての選手になったようです。

こうなってくると中々複雑で厄介な問題があるかと思います。

例えばザック選手の場合、新日本初登場時からヘビー級だったし、体重が軽いとはいえ背は高いのでヘビー級でやっていくと言われれば、それなりに納得できました。

また、ザック選手が自らをジュニアヘビー級と語ることもなかったように思いますし、サブミッションスタイルは体重差を意識させないスタイルだったので、自然とヘビー級の選手として感じることができました。

しかしオスプレイ選手の場合、ずっとジュニア戦線で勝ったり負けたりしてきたので、その延長線上で急にスーパーヘビー級の選手に勝ってしまうのは、個人的にちょっとついていけません‥。

せめてオスプレイ選手に何らかのわかりやすい変化が必要ではないでしょうか。

 

例えば、100キロとは言わないが体重をジュニア時代より少し増やす。

飯伏選手やケニー選手がヘビー級に転向した時は、体重が100キロには到達していないものの、ジュニアの頃から少し体重を増やしたと思います。

タイチ選手もジュニア時代にすでに体重を増量していたと思います。

少し見た目の変化があれば、パワーアップした理由になりえると思います。

しかしまあ、オスプレイ選手の場合は体重を増やすと今の空中技が使えなくなる可能性があるんでしょうね‥。

 

例えば、体重差がデメリットにならない決め技をつくる。

ザック選手のように体重差がデメリットになりにくいサブミッションスタイルならヘビー級でも納得できる気がします。

もしくはスピードを活かした丸め込み系の技でもいいでしょう。

BUSHI選手のような毒霧や、ヒール殺法的な反則技なら体重差の言い訳にもなりえます。

しかしまあ、オスプレイ選手の場合は今までの空中技を使いたいし完全にベビーフェイスだし、対ヘビー級の新技といえばあの後頭部への危険な裏拳エルボーなんでしょうね‥。

 

例えば、自らをヘビー級と言い張る。

これ意外と大事なことだと思うんです。

自らが「ヘビー級です」と名乗れば、ヘビー級になってしまう曖昧なところがプロレスにはあると思います。

だからせめてオスプレイ選手にも自らをヘビー級と名乗ってほしいです。

そうすれば階級問題に無理やり目をつぶることができなくもない‥。

しかしまあ、オスプレイ選手の場合は先のインタビューでも語っていたように、ヒロム選手と同じく、ジュニアヘビーのままヘビー級戦線に入っていきたいこだわりがあるんでしょうね‥。

 

無差別級とは?

ということで、ジュニア時代から大した変化のないオスプレイ選手がスーパーヘビー級をなぎ倒していくのに、ちょっとノレない自分がいます‥。

ROHのように階級がなければ別に問題ないんです、新日本も階級をなくすなら問題ないです。

しかし新日本が階級をなくすとは思えないので、現状ではオスプレイ選手がただただ特別待遇に見えてしまいます。

2018年に新日本がケニー選手の要求を飲み込んだように、2019年は新日本がオスプレイ選手の要求を飲み込んでいるような印象を受けてしまいます。

また、オスプレイ選手は無差別級なんだ!っていう考え方もあるかと思いますが、無差別級って結局ヘビー級と変わらないと思うんですよね。

ジュニアの選手がヘビーの選手と戦うのはアンフェアだから、ジュニアという階級が存在するわけで。

ジュニアの選手がヘビーの選手に勝てるというなら、もう階級なんかいらなくなってしまいます。

しかし、100歩譲ってジュニアのオスプレイ選手がヘビー級に参戦することを納得したとしても、アーチャー戦の勝ち方だけはありえないです!

 

アーチャーに力で勝つオスプレイには納得できない!

3.14奈良大会のオスプレイvsアーチャー戦のラストのフィニッシャーはオスプレイ選手のストームブレイカーでした。

出典:新日本プロレスワールド

いくらなんでもアーチャー選手を持ち上げてぶん投げる力技のフィニッシャーで、オスプレイ選手がアーチャー選手に勝ってしまったら、アーチャー選手はジュニアヘビー級の選手よりパワーが弱いということになってしまいます‥。

せめて1回戦のファレ戦で見せたように、竹刀で滅多打ちにしてからの丸め込みなら納得できます。

スーパーヘビー級の選手にパワーで勝ったわけではないのですから。

オスプレイ選手がスピードやテクニックでヘビー級を上まるなら理解できます。

しかし、アーチャー戦はパワーでなぎ倒してしまいました‥。

いや、確かに試合の終盤にアーチャー選手をぶん投げれるオスプレイ選手はスゴイです!

あんなに細い体なのに、あの漲るパワーは素晴らしいです!

でも、それとこれとは別の話です。

アーチャー選手はこの試合で遺憾なくモンスターな怪力ぶりを発揮しました。

あの一人断崖式チョークスラムや、

出典:新日本プロレスワールド

空中の交通事故クラッシュをみれば明らかです。

オスプレイ選手がアーチャー選手にパワーで勝てるはずがありません。

いや、パワーで勝ってはいけないのですよ‥、あの試合がそれを物語っているはずです!

しかし、1000歩譲ってストームブレイカーを許容したとしても、さらにもう一つ大きな問題があります。

 

ブラックアウトを返すオスプレイには納得できない!

試合終盤、オスプレイ選手はアーチャー選手のフィニッシャーであるブラックアウトをキックアウトしてしまいました!

ビッグマッチ限定で相手のフィニッシャーを返すのは、新日本あるあるですから、そこは目をつぶります。

しかしビッグマッチでもない奈良大会のセミファイナルの試合で、あろうことかスーパーヘビー級のアーチャー選手のブラックアウトをジュニアヘビー級のオスプレイ選手が返してしまいました。

しかもアーチャー選手の説得力抜群のブラックアウトを返した上に、力技のストームブレイカーでアーチャー選手に勝ったオスプレイ選手は、もうメチャクチャな強さ設定になってしまった上、アーチャー選手はメチャクチャ弱い設定になってしまいました。

確かにオスプレイ選手のオスカッターをアーチャー選手が返した場面もありましたから、おあいこ的な感じなのかもしれません。

しかしアーチャー選手がオスカッターを返すのと、オスプレイ選手がブラックアウトを返す意味合いは全く違うと思います。

オスプレイ選手のオスカッターはストームブレイカーを開発したことにより、2番目のフィニッシャーとなったので、返していい雰囲気があります。

でも、アーチャー選手のブラックアウトはここぞというときに出す正真正銘のフィニッシャーですから、そう簡単に返していい技ではありません。

この試合はタイトルマッチでもなければ、ビッグマッチでもありません。

さらに言えば、ニュージャパンカップの決勝でもなければ準決勝でもありません。

にもかかわらず、ブラックアウトを返しちゃうオスプレイ選手はパワーだけじゃなく、体のタフさでもアーチャー選手に勝っていることになってしまいます。

オスプレイ選手がアーチャー選手のとっておきのフィニッシャーを返し、パワー全開のストームブレイカーでアーチャー選手に完全勝利してしまっては、アーチャー選手はニュージャパンカップじゃなくてスーパージュニアからやり直さなくてはいけなくなります‥。

オスプレイ選手の特徴ってパワーやタフさではないのに、何故こんな急に超人化させているのか全く理解できない‥。

 

 

ケニーの代わりにオスプレイを推したい新日本。

試合は面白かったです、それは間違いないです。

しかし、オスプレイvsアーチャー戦の試合はパワーバランスをぶっ壊してしまったやりすぎ以外の何物でもないと感じます。

新日本はこの辺りのパワーバランスに、すごく気を使っていたように感じていただけにちょっと残念でなりません。

特に選手のフィニッシャーの技の扱い方には注意を払っていたと思いますから。

 

そして、アーチャー選手をここまで貶める必要があるのかとも感じます。

スミスJr.選手の扱いも輪をかけてヒドイわけですが‥。

KESはタッグ要員といえど、シングル戦線でここまでヒドイ扱いをしてしまっては、タッグ戦線にも影響を与えてしまいそうです。

下手をすれば、オスプレイ選手に力負けするアーチャー選手のタッグチームに、力強さを感じなくなってしまいそうです。

 

新日本はケニー選手の代わりにオスプレイ選手を据えたい気持ちがあるのかもしれません。

オスプレイ選手は外国人で新日本愛が深く、プロレススタイルはド派手なハイフライヤー、マニアから初心者まで世界中の人々を引き込む魅力があるのは間違いないです。

しかしあまりに焦ってオスプレイ選手の強さの格を押し上げすぎていて、もっと他にいいやり方があるような気がしてなりません。

結果的にオスプレイ選手にもあまりいい影響を与えていないような気がします。

実際筆者はオスプレイ選手が嫌いになりそうになってますから‥。

とにかくどう考えてもブラックアウトをキックアウトさせる必要はなかったと思います。

長年新日本に参加してくれているKESに対して、リスペクトの欠片もないような負け方をさせるのは怒りを通り越して、悲しくなってしまいますよ‥。

 

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