出典:新日本プロレスワールド

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SANADAが魅せた準決勝&決勝!5連敗の悪夢と準優勝の価値。[NEW JAPAN CUP 準決勝&決勝]

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ニュージャパンカップ準決勝と決勝の感想を書けないまま、1週間ブログを放置してしまいました‥。

今更ですが、ニュージャパンカップ準決勝と決勝の感想を書きたいと思います‥。

史上最多の32選手が参加したニュージャパンカップ2019は、オカダ選手の優勝で幕を閉じました。

終わってみれば大本命オカダ選手が無類の強さを取り戻して、MSG大会のメインイベントの切符を掴んだ形です。

やはりMSG大会というのは、いろいろと因縁のあるジェイ選手に東京ドームで敗れたオカダ選手が復活するステージだったようです。

 

ここ何年かのG1は新日本のいわゆるトップ4しか優勝しておらず、なかなか敷居の高いリーグ戦になっている印象があります。

しかし、ニュージャパンカップは過去に飯伏選手・柴田選手・ザック選手など実力のある新しい選手が優勝しており、G1に比べればトップ4以外の選手にとって、優勝できるチャンスに恵まれたトーナメントだったと思います。

ですが、今回のニュージャパンカップだけはMSG大会のメインイベントが賭けられてしまったので、簡単に新しい選手が優勝できるトーナメントではなくなってしまったような気がします。

そうなるとSANADA選手の優勝するチャンスは限りなく低いと思えたし、決勝に上がったらオカダ選手への連敗記録を伸ばしてしまうから、ベスト4の時点で勝っても負けても悩ましいなあ、ってロスインゴ推しの筆者は思っていました。

でも結果的に準優勝を勝ち取ったSANADA選手を見て、オカダ選手への連敗記録は伸びてしまったけど、準優勝という大きな勲章を手に入れたのはとても大きな価値があったのでは、と感じることができました。

ベスト4まではいろいろな選手が顔を出しますが、準優勝のハードルはとても高いんですよね。

実力のある石井選手や鈴木選手なども決勝のリングにたどり着いたことはありませんから。

本来ニュージャパンカップの準決勝と決勝の感想は、優勝したオカダ選手の目線で書くべきでしょうが、あえてSANADA選手の目線で感想を書きたいと思います。

 

オカダ vs 石井、石井の一本背負いからの腕ひしぎ!

とそのまえに、この試合も素晴らしかったですね。

2年ぐらい前のG1の石井vsオカダ戦で石井選手が勝利した時、会場が爆発したのをまだ覚えています。

単純に身長差が21cmあるので、石井選手にとってはエルボーひとつとってもやりづらい相手だとは思いますが、それを感じさせないぐらいガッチリはまった良試合だったと思います。

やはり終盤のフィニッシャー切り返し合戦と、何往復もしたカウンター合戦は見応えがありました!

最も印象的だったのは、石井選手がレインメーカーを一本背負いで切り返してからの腕ひしぎ逆十字!

ここぞという時の石井選手は本当に柔軟な発想の選手で、普段やらない技を器用に決めるんですよね。

身長差があったからこそ逆に一本背負いは投げやすかった気がしますし、レインメーカー対策として手足の長いオカダ選手に対して、腕ひしぎ逆十字はとても有効に見えました。

石井選手の経験のなせるプロレスセンスに脱帽です。

最後は二人で認め合う珍しいシーンもありました。

ケイオスの力を結集したオカダ選手がジェイ選手に挑むストーリーというのは上手いなあって思います。

後藤選手も入れてあげてほしい‥。

 

棚橋 vs SANADA、鏡のような二人のプロレス!

個人的には決勝のオカダ戦より、準決勝の棚橋戦の方が面白かった印象があります。

何年か前のG1初対決の時には、SANADA選手が棚橋選手のハイフライフローを、空中のTKOで美しく切り返して、鮮烈な勝利をあげたのを今でも覚えています。

あの時は二人の選手が似ているとはあまり思いませんでしたが、今回の準決勝の二人はまるで鏡のようなプロレスを展開していて面白かったです。

そもそもルーツとして武藤選手と藤波選手のDNAが二人にはありますし、ファッションや筋肉の美しさなど、外見も手を抜かないスタンスは二人に共通しています。

また、頭から落とすだけがプロレスじゃないっていう考え方も二人に共通しています。

棚橋選手と内藤選手より、なぜか棚橋選手とSANADA選手の方が先輩後輩の雰囲気があるような気がしちゃいます。

 

試合の方は長岡の会場ということで、ベビーSANADAとヒール棚橋という逆転現象が起きていました。

最初のクラシカルなレスリングからのドロップキックの相打ち、ドラゴンスクリュー合戦などまるで双子のようなプロレス!

ドラゴンスクリューに入る時、ワンテンポ間を入れるところとか本当によく似てる!

棚橋選手のドラゴンスクリューの受け方がワンテンポ遅いのは、逆に二人の違いが出てて面白かったです。

棚橋選手のツイスト&シャウトとSANADA選手のマジックスクリューも同型の技だし、棚橋選手のドラゴンスープレックスとSANADA選手のタイガースープレックスの対比もよく似ています。

この試合が決まってから、タイガースープレックスとドラゴンスープレックスの競演を見たいと思っていました。

ドラゴンスープレックスはSANADA選手が返しちゃいましたが、SANADA選手のここぞという時のタイガースープレックスが見ることができて大満足です。

最後はSANADA選手のオコーナーズブリッジを棚橋選手が止めた上でジャパニーズレッグロールクラッチホールドで切り返したところ、SANADA選手がさらにスカルエンドで切り返してタップアウト!

最後の最後まで決め技がぐるぐる回った鏡のようなプロレスでとても見ごたえがありました。

出典:新日本プロレスワールド

スカルエンドを決められた棚橋選手が腰を動かすところも、抜け出せない感じを演出していて良かったと思います。

途中、棚橋選手がスカルエンドで落ちかかった場面もありましたが、頭と首を極めているとはいえ気道は確保されている気がするので、落ちるっていうのはなんか違う気がするんですよね。

最後にラウンディングボディプレスを出さなかったのは意外でしたが、ハイフライフローを封印している棚橋選手への共感なのかなって勝手に納得しました。

前回SANADA選手が棚橋選手に勝った時は大金星!っていうイメージでしたが、今回はもはや勝って当たり前ぐらいの風格をSANADA選手が出していたような気がします。

出典:新日本プロレスワールド

試合後のSANADA選手のマイクはスマホライトの演出も含めて、とてもステキな締めになりました!

コメントもしっかり考えられていたし、オシャレな世界観はSANADA選手にしっくりきますね。

ワイアットリスペクトなのかもしれませんが、もう日本でスマホのライトと言ったらSANADA選手になってしまった気がします。

EVIL&SANADA組のタッグの時、シックルのライトとスマホのライトで盛り上げたら最高でしょう。

 

これでSANADA選手はニュージャパンカップ初の決勝戦へ。

ロスインゴの中では、何となく3番目のヘビーの選手の印象でしたが、ここに来て大きく序列を変えてきました。

世界観も含めて内藤選手を上回るぐらいの勢いとポテンシャルを感じますね。

 

オカダ vs SANADA、SANADAの5連敗の悪夢と準優勝の価値!

本来の強さを取り戻しつつあるオカダ選手と、初めての決勝戦に望むSANADA選手の組み合わせが、ニュージャパンカップ優勝戦のカードと相成りました。

二人の過去のシングル対決はオカダ選手の4戦4勝!

2016年のレスリングどんたくでの初対決。

2016年のG1のAブロック公式戦。

2017年のG1のBブロック公式戦。

2018年の大阪のIWGP戦。

毎年コンスタントに1試合はやってますね。

あまりに一方的な勝ち数になっているので、決勝戦とはいえSANADA選手に負けてほしくないなと思っていました。

でも決勝戦を見る限り、5連敗ほどの差を感じないし、オカダ選手に存在感でも負けてないところまでSANADA選手がのし上がってきたようにも感じました。

5連敗と準優勝を天秤にかけた時に、準優勝の価値の方が5連敗の屈辱を上回ったように感じることができたので、SANADA選手がとても頼もしく思えましたね。

試合の方は、ツームストンの切り返し合戦、スカルエンドの切り返し合戦、レインメーカーの切り返し合戦など、あらゆる技の読み合いが随所に挟まれた試合展開で、最後までどちらが勝つかわからない素晴らしいプロレスだったと思います!

出典:新日本プロレスワールド

SANADA選手はオカダ選手の巨体をスカルエンドで振り回すパワーと、エレガントなタイガースープレックスを放つテクニックで、オカダ選手を幾度となく追い込み、終盤ではローリングレインメーカーを切り返してのエルボーからのTKOなど、オカダ選手を実によく研究していました。

出典:新日本プロレスワールド

がしかし、オカダ選手のなりふり構わないラウンディングボディプレスに行かせたくない足首掴みや、掟破りの不知火式スカルエンドからのローリングツームストンで勝負が決まった印象を受けました。

この辺りの大一番のオカダ選手のアイデアは流石だなって感じましたね。

オカダ選手は速い高いだけじゃなくパワーもスタミナもあるので、試合の終盤でも一瞬で相手をローリングツームストンまで持っていけちゃうのが強みだなと、あらためて思いました。

最後は正調式レインメーカーでオカダ選手が優勝!

 

SANADA選手は準優勝で涙をのみましたが、新日本プロレスの覇権争いに大きく頭角を表す準優勝になったと思います。

とにかく誰と試合をしても面白いし、マイクも完全にSANADAワールドを確立しました。

オシャレでロマンチック、ちょっぴりキザな世界観を作り上げてしまったSANADA選手には、もはやコールドスカルの二つ名がズレてきてるような気がしました。

最後はオカダ選手自ら5月のIWGP戦の予約をしてくれました。

これはオカダ選手がIWGPを取り返すのが前提ですが、どう考えてもMSG大会ではオカダ選手がIWGPを奪取する気がします。

そして本当に5月のどんたくでSANADA選手との防衛戦が組まれた場合、やっぱりSANADA選手がまだ勝てる気がしません‥。

G1ぐらいなら勝てそうな気がするんですけどねぇ‥。

結局、5月にリマッチはしてほしいけれど、SANADA選手が6連敗になるような気がして、タイトルマッチが決まっても決まらなくても、やっぱり悩ましい日々がまた始まりそうです‥。

 

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