出典:新日本プロレスワールド

レビュー

監督でも3Kでもないロッキーの矜持!オスプレイに迫る25分越えの大激闘![5.16青森]

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スーパージュニアのセミファイナルがぶっ壊れている。

開幕戦の鷹木vsSHO戦はメインを飲み込む25分越えの大熱戦だった。

そして5.16青森大会のセミファイナル、オスプレイvsロッキー戦もメインより長い25分越えの大激闘!

メインを勝ち取れなかった男たちの逆襲なのだろうか。

最近はロッポンギ3Kの監督として一線ひいた立場だったロッキー選手。

2016年ごろはタッグチームとしてバレッタ選手とタイトルにも関わっていたが、最近はケイオスの負け役を一手に引き受けている状態だ。

また、アメリカ興行の仕掛け人として暗躍していたとの噂もある。

新日本の縁の下を支える外国人選手という稀有なポジションを築きつつあったロッキー選手。

もう40歳を超えるベテランだからそれも仕方ないと思っていたが、実は36歳だということを実況解説で試合途中に知った、ごめんロッキー‥。

ロッキー選手がレスラーとして最も脂ののった働き盛りであることを、この試合で思い知らされることとなる。

 

負けたくないロッキーが何度も蘇る!

一方オスプレイ選手はスーパーヘビーをなぎ倒すほどの実績。

オスプレイ選手とロッキー選手の対決は正直見るまでもないと思っていた。

なんならセミセミのファンタズモ vs BUSHI戦の余韻に浸りながら、メインでDOUKI選手がどんな試合をするのかな〜と妄想しつつ、セミファイナルの試合に集中せずにぼんやりと眺めていた。

そして、オスプレイ選手の勝ちパターンにロッキー選手が何度もハメられていくが、何度も切り返しロッキー選手がオスプレイ選手を追い詰めていく。

最初はロッキー選手のコンディションいいねーぐらいの気持ちで見ていたが、あれ、もしや、これは‥、ひょっとして‥、あるかも‥、まさか、いっちゃうかも、勝つかも!と、どんどんロッキー選手の姿に引き込まれていった。

試合時間が20分に近づいた時、オスプレイ選手との壮絶な技の読み合いから、ロッキー選手が高低差バッチリのコリエンド式スライスロッキーを決めて会場は湧き上がった!

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解説のタイチ選手も最初はオスプレイ選手への皮肉からロッキー選手を応援していたようだが、途中からロッキー選手に引き込まれていく。

ロッキー選手は何度もチャンスをつくるが、その度にオスプレイ選手のエゲツない攻撃に悶絶する。

20分を超えた先はオスプレイ選手のフィニッシャー、ストームブレイカーをめぐる攻防へ。

最初のストームブレイカーをなんとか脱出するロッキー選手!

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そのままキレイな逆さ押さえ込み!

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さらに続けて間髪入れずカサドーラで丸め込む!

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しかし全ての攻撃をかわしたオスプレイ選手は2度目のストームブレイカーへ!

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それをロッキー選手がウラカンラナで切り返し、三度丸め込む!

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この3度の丸め込みがすごくキレイで安定していた。

しっかり決まっているので、カウント入っちゃうんじゃないかと思わせるテクニックがあったと思う。

オスプレイ選手の受け方もいいのだが、ロッキー選手のプロレス基礎力がハンパない。

しかしどんな劣勢でも自分のペースをあけわたさないオスプレイ選手は、飯伏選手を沈めた戦慄のバックエルボーの体勢へ。

だが、まるで後ろに目がついているかのようなロッキー選手がバックエルボーを完璧なタイミングでかわす!

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その勢いでノミスギニー!

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そんでもってナカスゾコノヤローナックル!見事な受けっぷりのオスプレイ選手!

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そして忘れた頃にトドメの飛びつき式腕ひしぎ逆十字!

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中盤の腕攻めフラグを回収するかのごとく、最後の最後にガッチリ腕ひしぎを決める必死の形相のロッキー選手!

誰もがオスプレイ選手のタップがワンチャンあるんじゃないかと思ったその時、ロッキー選手をそのまま抱え上げて強引にシットダウン式パワーボムのようにマットに叩きつけた、モンスター級のパワーを発揮する無情なオスプレイ選手。

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しかも25分経過しようとしてるにも関わらず、美しいシューティングスタープレスで完璧な畳み掛けを見せる非情なオスプレイ選手。

3度目のストームブレイカーで、ついにマットに沈むロッキー選手。

出典:新日本プロレスワールド

 

レスラー・ロッキーを知らしめたベストバウト。

特に20分を過ぎた最後の攻防の5分間は、最高のせめぎ合いだったと思う。

ロッキー選手の体格はオスプレイ選手より一回り小さいにも関わらず、25分戦いきるタフな力強さを感じたし、全ての技に安定感があって、とてもしっかりとしたプロレスラー、ということが伝わってきた。

その上で、自分より若い選手に負けたくないというロッキー選手のレスラーとしての欲に溢れ、3Kの監督という立場を忘れるほどの素晴らしいパフォーマンスだったように思う。

ジュニア最強のオスプレイ選手をあわやと思わせたロッキー選手の老獪なテクニックに酔いしれた試合だった。

間違いなく、ロッキー選手のベストバウトになったのではないだろうか。

後楽園3連戦の最終日のメインイベント、ロッキーvsファンタズモ戦が俄然楽しみになってきた!

 

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