出典:新日本プロレスワールド

L・I・J 考察

無敗vs無双!鷹木とオスプレイのジュニア越境対決![BOSJ26決勝カード]

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ついに「BEST OF THE SUPER Jr. 26」の決勝戦のカードが決まった。

Aブロックを無敗の全勝で勝ち上がった鷹木選手と、曲者揃いのBブロックを勝ち上がったオスプレイ選手だ。

決勝戦のカードは、事前の新日本公式のLINEアンケート投票通り、多くのファンが期待した文句なしの「鷹木vsオスプレイ」である。

 

鷹木選手は、身長178cm・体重96kg、限りなくヘビー級に近いジュニア級のレスラー。

去年の4月には全日本のエース宮原選手からチャンカンでピンフォールを奪うほどの実力だ。

ファンからのヘビー級への転向の期待も大きく、本人のコメントからも飯伏選手や内藤選手などの同世代のヘビー級レスラーと戦いたい気持ちは伝わってくる。

そんなジュニア離れしたパワーで、鷹木選手はAブロックの出場者を全員なぎ倒してきた。

 

一方のオスプレイ選手は、今年の東京ドームでヘビー級の飯伏選手を倒したのを皮切りに、ニュージャパンカップにも出場し、ジュニア級の体格でヘビー級のレスラーを倒すことに全力を注いできた。

オスプレイ選手のヘビー級討伐の戦いのテーマの中には、ジュニアの価値をあげたいという強い思いが感じられる。

対ヘビー級用にパワーを増加したオスプレイ選手の多彩な打撃・投げ技・飛び技で、Bブロックの出場者をなぎ倒してきた。

 

鷹木選手もオスプレイ選手もジュニアという枠を越境しそうな存在であるがゆえに、この決勝カードは必然と言ってもいいはずだ。

6.5両国の最終決戦の前に今一度スーパージュニアの二人を振り返ろう。

 

鷹木のBOSJ.26死闘ベスト3!

鷹木選手の試合は基本的に肉弾戦である。

パワーとスピードで相手を凌駕する潔いほどシンプルなプロレスだ。

大技も熨斗紙、パンピングボンバー、ラストオブザドラゴンぐらいしか出さない。

それでも一つ一つの技が磨き上げられていて、迫力に満ち溢れている。

 

同世代対決の石森戦!

決勝を賭けた大事な最終戦で行われた石森選手との運命の同世代対決。

闘龍門とドラゲーのDNAを持つ二人の戦い方は真逆で、まさにパワーとテクニックの攻防であった。

戦い方は全く違うのだが、キレやスピードなどの迫力が同じぐらい高次元なので、試合の相性も良く、なんだか二人のプロレスがよく似ているような気がしてしまう試合だった。

試合終盤で石森選手の勢いのいいラリアットが鷹木選手に決まった時、石森選手が肩を負傷してしまった。

鷹木選手は技を受けながらにして相手を破壊するという、新次元の強さを見せつけた。

 

チャンピオンを破ったドラゴンリー戦!

今大会、最も鷹木選手を苦しめたのは現IWGPジュニアチャンピオンのドラゴン・リー選手だったのではないだろうか。

リー選手の思い切りのいい技のコンボの数々は、流石の鷹木選手をも追い詰めていたと思う。

中でも鷹木選手の顎を破壊したリー選手の膝はエゲツない。

万事休すと思われたが、ギリギリの最後に強引にラストオブザドラゴンに持っていける鷹木選手のパワーがチャンピオンをも超えてしまった。

逆に言えば、ラストオブザドラゴンさえ出せれば、どんなに攻撃を受けても逆転できると印象付けた試合だった。

お互いむちゃくちゃやりたがる鷹木vsドラゴンリーのヤンチャな試合は大阪城でもう一度見たいカードでもある。

 

新世代を叩き潰すSHO戦!

肉体と肉体を擦り減らすような戦いとなった開幕戦のSHO戦。

こちらは別記事で書いたのであらためていうことはないのだが、このベストバウトが初戦で行われたことで、今年のスーパージュニアの成功は約束されたようなものだ。

鷹木選手のスタイルは相手を叩き潰すようなスタイルだと思う。

相手によっては相性が悪いタイプもいると思うが、SHO選手はこの鷹木選手のスタイルにガッチリハマった。

この試合によって覚醒したSHO選手は、その後の試合でも大活躍を見せたが、この試合ほどSHO選手の良さが出た試合はなかったと思う。

若い選手を引き上げることもできる鷹木選手のプロレスは奥が深い。

 

オスプレイのBOSJ.26名勝負ベスト3!

オスプレイ選手の技は多彩だ、できない技など一つもないような気がする。

Aブロックの鷹木選手は無敗だったが、Bブロックのオスプレイ選手は2敗してしまった。

しかしオスプレイ選手が負けた試合ほど、よりベストバウトだったように思う。

この現象はオスプレイ選手がオカダ選手なみのレベルに行きつつある証拠ではなかろうか。

負けた試合がベストバウトになることがトップ選手の条件のような気がする。

この視点から考えると無敗の鷹木選手はまだ若いのかもしれない‥。

 

新世代ハイフライヤー対決のバンディード戦

天才ハイフライヤー対決となったバンディード選手との一戦。

もうどっちが攻撃しているのか、なんなのか、よくわからなくなってしまうほど高次元の戦い。

バンディード選手はオスプレイ戦が一番のびのびと試合をしていたように思う。

オスプレイ選手レベルでないと、バンディード選手の全力を引き出せないような気がする。

バンディード選手はルチャドールらしからぬ体の分厚さとパワーを持っている。

オスプレイ選手もまたハイフライヤーらしからぬパワーを持っているので、スピードにパワーを加えた迫力のある攻防が展開した。

ドラゴン・リー選手とはまた違うハチャメチャな二人の試合だったが、まだまだ続きがありそうな可能性に満ちたジュニアの試合だったのではないだろうか。

 

互いのリスペクトが漂うイーグルス戦!

オーストラリアで出会ってから友人関係だったイーグルス選手との一戦。

お互いライバルユニットにいるので微妙な関係になってしまったが、お互いのリスペクトが漂う試合展開。

イーグルス選手はオスプレイ選手より一回り体が小さいが、独特な動きで時折オスプレイ選手を凌駕していたように思う。

特にイーグル選手のエプロンでのスライスブレッドは体の小ささを利用した上手い攻撃だ。

イーグルス選手が良いレスラーだということはわかっていたが、正直、オスプレイ選手に勝ってしまったのは驚きだ。

最終的にファンタズモ選手の介入のおかげでイーグルス選手が勝ってしまったような形になったが、イーグルス選手の株価は爆発的に高騰した。

バンディード戦と同じように、オスプレイ選手がイーグルス選手の全力をうまく引き出したように思う。

オスプレイ選手は勝っても負けても、相手の株価を高騰させてしまうのだ。

 

UKライバル対決のファンタズモ戦!

今年のBブロックを盛り上げたのは間違いなくファンタズモ選手だろう。

ファンタズモ選手がスパイスとなり、Bブロックの勝ち星をかき回したのだ。

下品で狂ったファンタズモ選手については別記事にしたいと思っている。

オスプレイ選手にとってファンタズモ選手はイギリスRPWでライバル関係だったようだ。

この試合のオスプレイ選手はどんたくでのリベンジが念頭にあるのか、初っ端から怒りモードでファンタズモ選手を徹底的にお仕置きする。

怒ったオスプレイというドラマが、ファンタズモ選手をより憎らしく見せることに成功し、バンディード選手やイーグルス選手との戦いとは全く違う雰囲気になり、二人にとって良い相乗効果が起きていたいように思う。

試合は海野レフリーを巻き込んだりしてエンタメ要素が多くなったが、ファンタズモ選手を紹介するにはこれ以上ない試合になったのではないだろうか。

勝とうが、負けようが、反則を受けようが、相手を光らせる点においてズバ抜けているのがオスプレイ選手だ。

 

鷹木vsオスプレイのジュニア越境頂上対決!

しっかりリーグ戦を盛り上げてきた鷹木選手とオスプレイ選手のスーパージュニア決勝戦は期待値マックス。

ジュニア級を超えつつある二人の頂上決戦の会場が両国国技館であることは素直に喜ばしい。

ジュニア級の二人がヘビー級を差し置いて両国のメインで戦うという状況はレア中のレアなケースなのだ。

普通の両国のメインとは違う、ジュニア級のレスラーがメインの両国ビッグマッチである。

 

もしかしたら、鷹木選手は夏以降ヘビー級に転向するかもしれない。

もしかしたら、オスプレイ選手はジュニア級のままG1に参戦するかもしれない。

 

個人的な気持ちになるが、ジュニア級の選手がヘビー級の選手に勝つことが、ジュニア級の価値を上げることだとは思わない。

ジュニア級の選手同士の試合が、ヘビー級の選手同士の試合を超えることにこそ、ジュニア級の価値が上がるような気がしてならない。

今はまだ鷹木選手もオスプレイ選手もジュニア級のレスラーだ。

ヘビー級ではない純粋なジュニア級の頂上決戦を楽しみにしたい。

 

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